20年前の初診日の証明

現在請求代理をご依頼いただいている方で、ご本人のお父様がおっしゃるには初診日は平成8年頃(20歳前)。

場所は東京の〇〇クリニック。

20年以上前(法律上のカルテの保存期間は5年です)。とても記録は残ってないだろうという状態。

お父様のお話では、その数年後に神戸の病院に医療保護入院されており、その病院のカルテが残っておりその中に初診のクリニックについての記述があるとワーカーさんから連絡があったとのことですから、それを確認しに行き必要があればカルテの開示請求をしてなんとか勝負できないかという案件。

 

その心づもりでその神戸の病院に行ったのですが、なんと・・・あったのです!何が?

初診の東京のクリニックからの紹介状が!!!(記述内容を見ると初診は20歳前)

 

その事実を知り、「事実は小説よりも奇なり」とお父様はおっしゃっていました。

本当にそうですね。現場に行かないとわからないことがたくさんあります。

今回のことは、この病院が約20年以上前のカルテを保存してくださっていたことと(何度か入退院を繰り返しておられたことも大きかったようです)、ワーカーさんが念入りに調べてくださったこと、そして何よりもお父様の執念が結実された結果であると思いました。

やはりこの仕事は最後まで諦めてはいけないと改めて思い知らされました。

大変勉強になりました。ありがとうございました。