審査遅延の通知について

障害年金を請求後、結果が届くまでの時間は、

障害基礎年金なら通常2~3ヵ月。障害厚生年金なら通常3~4ヵ月。です。

これが2種類以上の診断書を提出していたり、認定日請求(+事後)をしていたりすると審査期間は更に長くなります。実際にあった例で言えば、障害厚生で認定日請求をして傷病が2つ以上あるような場合で、診断書を複数枚提出していたとすると、審査が終わって通知が届くまで9ヵ月ほどかかりました。

日本年金機構が定めている通常の審査期間は上記の期間です。ですので、審査に時間がかかりそれを超える場合は、「審査遅延について」という通知が届きます。一応、何故時間がかかっているのかの理由も書いてあります。

通常、(複数の傷病があるなど審査上物理的に時間がかかるものを除いて)初診日や障害の状態に問題がなければ、遅延することなく審査が終わり結果が届きます。特に障害基礎年金の事後重症請求の場合で言えば、2~3ヵ月どころかこの頃はもっと早い印象です。

上記のような物理的に審査の時間がかかるものを除いて審査が遅延する場合は、これまでの経験でゆくと、障害の状態が等級間(もしくは支給・不支給)のはざまにある場合や初診日について疑義があるようなケースです。そしてその場合、障害の状態が軽いとして不支給決定や初診日不認定で却下決定になったりと、こちらが望んでいない結果になることが多く、私個人的にはこの遅延の通知が届くとすごく嫌です。

もし審査遅延の通知が届いた場合で争う余地がある場合は、その時点で不服申し立てを含め次の一手を考えていた方が良いと個人的には思っています。